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1回目の離婚調停で聞かれることや事前にすべき準備について解説

離婚調停は、夫婦間の話し合いだけでは解決が難しい場合に、家庭裁判所で行われる手続きのことです。

特に1回目の離婚調停は、今後の方向性を決める上で非常に重要になります。

この記事では、1回目の離婚調停で聞かれることや事前に準備すべきことを解説します。

離婚調停の基礎知識

離婚調停とは、家庭裁判所において、裁判官1名と、調停委員2名が間に入り、夫婦双方の話を聞きながら、親権、養育費、財産分与、慰謝料などの離婚に関するさまざまな条件について合意を目指す話し合いの手続きをいいます。

調停は、当事者間の合意形成を目的としており判決で強制的に結論を出す裁判とは異なります。

1回目の調停ですること

1回目の調停では、以下のことが行われます。

 

■手続きの説明

調停委員から、離婚調停の進め方やルールについての説明があります。

 

■双方の事情聴取

申立人・相手方それぞれが個別に調停室に呼ばれ、調停委員から離婚に至った経緯や現在の状況、離婚に関する希望などを聞かれます。

待合室も別々で、基本的に相手と顔を合わせることはありません。

 

■争点の整理

何が問題となっているのかなどの話し合いを進めるべきポイントを明確にします。

離婚調停で聞かれること

1回目の調停では、状況を把握するために、調停委員は様々な質問をします。

以下のような内容が聞かれることが多いです。

 

■申立の理由・経緯

なぜ離婚調停を申し立てたのか、いつ頃から離婚を考えるようになったのか

 

■結婚生活について

いつ結婚したか、同居・別居の状況、夫婦関係はどのような状態だったか

 

■離婚意思

離婚したいという意思は固いか、関係修復の可能性はあるか

 

■離婚の原因

離婚したい具体的な理由

 

■子どもについて

子どもの年齢、親権をどちらが希望するか、養育費の希望額、面会交流の希望頻度や方法

 

■お金について

財産分与の対象となる財産(預貯金、不動産、車、保険など)の状況、慰謝料請求の意思とその理由・希望額、年金分割の希望

 

■現在の生活状況

収入、仕事、住居の状況

1回目の離婚調停で準備しておくべきもの

家庭裁判所への申立て時に提出・受領した書類の控えを必ず持参しましょう。

加えて、自分の主張を裏付けるための資料があれば、持参しましょう。

持ち物の例としては、以下の通りです。

 

■離婚原因の証拠

不貞行為の証拠(写真、メール)、暴力に関する診断書や写真、浪費を示すクレジットカード明細など。

 

■財産分与に関する資料

預貯金通帳のコピー、不動産の登記簿謄本、保険証券、車の査定書など。

 

■メモ帳・筆記用具

調停委員の話や、自分が話したいことをメモするために必須です。

まとめ

1回目の離婚調停は、今後の話し合いの方向性を決める重要な機会です。

もし一人で進めることに不安を感じるなら、弁護士に相談することも有効な手段です。

しっかりと準備をして、納得のいく解決を目指しましょう。

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